避妊の成功や失敗はどうやって確かめる?
2019年08月16日
消退出血とは、子宮内膜が剥がれることで起こる出血ですが、これは生理とは異なって排卵を伴いません。
アイピルなどの避妊薬を飲んだ時に起こる出血であって、消退出血の出血量は生理よりも少ないか同等程度です。
これは個人差があるので人によりますが、少なくとも同等程度がマックスと考えてよいでしょう。
似たようなものであるので区別は難しいのではと思われるかもしれませんが、アイピルなどの避妊薬を飲まないと基本的に消退出血は起こりません。
生理も子宮内膜が剥がれることに伴って出血するというものですが、アイピル等を飲んでいないときには消退出血が起こらないと考えれば、飲んだ時に起きた出血であればそれは消退出血であると考えることができるでしょう。
これは、一つの避妊の成功の証拠となります。
したがって、アイピル等を飲んだ後にこれが出てきたのであれば成功した証拠なので安心しても良いでしょう。
アフターピルは、コンドーム等で避妊に失敗したとしても、避妊ができる薬であり、たとえ排卵後であっても着床を防ぐことができます。
それは、子宮内膜が剥がれることで輩出してしまうからです。
つまり、出血があれば、それはピルの効果があったということにつながりやすいです。
もちろん、出血量からではそれが消退出血によるものかどうかを完全に判断することができません。
そのため、不安な場合は医師に相談したほうが良いでしょう。
万が一病気が潜んでいては良くないからです。
婦人科を受診するのが良いです。
アフターピルは欲しい場合は医師に処方してもらうことになります。
これは自由診療の枠内であるため受診料は自己負担となりますが、避妊目的ではない場合などは保険の適用になります。
ピルを使用するのが常に避妊目的とは限らず、ホルモンバランスの病気などにも用いられているため、そのような場合は保険適用となるので安心しても良いです。
個人輸入で処方箋なしでも買えますが、あまりお勧めはできません。
消退出血がない場合はどうしたらいいの?
消退出血がない場合、もしかしたら避妊に失敗している可能性もあります。
ただし、それがないからと言って100%失敗したという訳ではありません。
早ければ3日後、遅ければ3週間ほどで消退出血が起こりますが、出血量は個人差があって、生理と同程度の場合もあればごく少量の場合もありますから、気づいていない可能性もあります。
また、人によっては症状そのものが起きないということもあります。
そこで、来ないという場合は、生理予定日の1週間後に妊娠検査薬で確かめてみると良いでしょう。
緊急避妊薬の場合は一定時間内に服用すれば高確率で避妊が成功することになりますが、それでも100%ではありません。
もしかしたら妊娠している可能性もありますので、一応対策を考えておいた方が良いです。
消退出血が確認できたというのであれば、それは子宮内膜が剥がれたことによる出血であることから、避妊が成功した証拠になるので特に不安を感じる必要はないでしょう。
もちろん、不正出血の可能性も否定できませんから、もし体調がすぐれないといったことがあるなら、婦人科の病院を受診して対策する必要があります。
以上のように、アイピル等を服用して、消退出血がないといっても、それが直ちに避妊の失敗ということにはなりませんから、まだ慌てる必要はありません。
逆に、出血があった場合は安心できるので、それ以上悩む必要もありません。
ただし、出血を自己判断で完ぺきに見抜くことは医師ではない一般人にはおよそ不可能です。
したがって、もし不安なら素直に医療機関を受診したほうが安全です。
もしかしたら別の理由で出血していたとしても、医療機関で判断してもらえれば早期発見できて安心です。